当館音楽監督でヴィオラ奏者 生原幸太のオリジナルCDを発売開始しました。
タイトル「バッハを弾く 生原幸太」
収録曲目
無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007
無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV1012 (以上、 J.S.バッハ作曲 ヴィオラ版)
価格:2,700円(税込)
音響豊かな当館を利用しての録音です。
人の声に近い音域を持つヴィオラでの独奏は、まるでバッハが楽譜に残したメッセージを「語る」かのようです。技術的にも難しい「第6番」について、一昔前は人前で演奏する事すらためらわれるような心境でした。しかしここに来てコンサートでも採り上げ、さらには録音までするようになるとは、想像すらしていませんでした。今回の録音で現在の「自分」というものを客観的に見つめ直す事ができました。確実に自分の人生の道しるべとなりうると思っています。バッハの音楽に対する探求は終わりがありません。5年後、10年後と、自分の人生の歩みに従って、曲の感じ方も変わっていくからです。音楽家人生の次なるステップになるだろうと予感しています。
これを聴いて下さる全ての方に感謝をこめて
生原幸太